今日もお越しくださりありがとうございます。
今回は、叡王戦段位別六段戦から
将棋フォーカスでお馴染みの谷川浩司九段の弟子でもある都成竜馬六段と西川和宏六段の対局から棋譜並べと解析でご案内します。
開始日時 2020-11-10 14:00:
棋戦 第6期叡王戦段位別予選六段戦
先手 西川和宏 六段
後手 都成竜馬 六段
手合割 平手
場所 関西将棋会館
持ち時間 1時間
消費時間 158▲60△60
戦型 三間飛車
途中、【次の一手】もご一緒に検証してみたいと思っています。
▶13手目78飛
先手は7筋飛車を振り、三間飛車の態勢です。
▶56手目15
あれ~飛車が確保されちゃった!?大変だぁ~( *´艸`)
読み筋とばかりに(プロですから当然です)3手の読みで先手はこの窮地から身をかわします。
この後の指し手は後述の
【棋譜並べ】からご確認願います。
【次の一手】
☖104手目31同金まで。先手番。
あなたならどう指す?
shogiguiによる解析
▶最善手:☗31飛成
あなたの一手はいかがでしたでしょうか。
先手はもう読み切ったとの判断でしょうか、本譜も同じ手を指しています。
※検討には水匠2をdshogiguiに追加・実行しています(赤線で囲った部分)。
<アカオ・ハーブガーデン>熱海市
【棋譜並べ】
初手から終局まで再生してごゆっくりお楽しみください。
▲西川和宏 六段 vs. ▽都成竜馬 六段
158手をもち、後手都成六段が西川六段を倒し、ベスト8出場です。
序盤・中盤と形勢グラフの通り後手は不利な戦いに見えました。
そこを粘っての逆転勝利でした。
本局を振り返ると、
悪手:先手4.後手4
どちらが勝ってもおかしくない?
そこで私が気になるのは、後手アナグマ玉に対して、と金を作って体ごとくらい付いてー相撲で言えば【浴びせ倒し」(馬を犠牲にしても寄り切る姿勢)のような手順で寄せ切るかと思った(92手目43歩成から)123手目31金打ちの局面。
では、ごきげんよう(^_-)-☆